闇金融・090闇金
お金に関わる危険なサービスとして、闇金の存在が挙げられます。
闇金の恐ろしさは、法律を超える金利や違法な取り立てなど、一度手を出してしまうとその後の生活が大きく脅かされて恐怖に支配されることです。
法改正により年間の総量規制制度が出来て、収入の3分の1を超える借入れはすることができなくなりました。
そういった銀行や消費者金融から借金をすることができなくなった人が、最後に泣きつく場所として、闇金は存在します。
最初は優しい顔をして顧客を出迎え、お金を渡しますが、高い金利の返済を迫り、脅しや嫌がらせを繰り返すのが闇金です。
また、法外な金利というのも非常に大きな問題点で、10日で1割や10日で2割(トイチ、トニ)などは当たりまえで、10日で5割なんていう莫大な金利を要求する業者も増えています。
090闇金
最近では、090闇金という言葉が飛び交っています。
- 090闇金の特徴
-
090からはじまる携帯電話のみで営業をする
業者登録していない
事務所や営業所を構えていない
主に顧客が連絡をすると、車などで貸し付けを行うことが多く、あまり健全な形とはいえない空恐ろしさがあります。
融資の申し込みで電話をすると「○○交差点のところに来てください。」と言われ、行くと黒いミニバンが止まっていて、もう一度電話をすると「乗ってください。」と促され、車内へ。
そこには痩せ細った40代くらいの男が乗っていて、その場で融資をしてくれた。
というような流れで簡単にお金が借りられてしまいます。
そして、オフィスや事務所がないということは、それだけで誰が貸してくれているのかよくわからないという危険性をはらんでいます。
証拠や足跡も付きにくいため、闇金業者も取り立てが暴力的になったり、一線を越えやすいと言われています。
090闇金は、街中に違法に貼りつけたチラシや広告などで顧客を誘い出すこともありますが、携帯電話のメールなどを送りつけて、融資を誘う手法を取ることもあります。
もうお金を貸してくれるところがどこにもないという人にとっては、ワラにもすがる思いですから、怪しいメールでも信用してしまうことがあります。
しかし、「即日融資」「あなたの人生応援します。」などのうまい謳い文句に乗ってはいけません。
では、闇金に手を出してしまう人とはどんな人でしょうか。
特徴的なのは、
「見栄っ張り」だったり「良い恰好をしよう」という気持ちが強い人です。
人当たりがよく、外面が良い人に限って、よく聞いてみると「借金をしていた。」ということが多いようです。