日本の消費者金融
社名やその生い立ちなど、日本の消費者金融会社について代表的な会社をいくつかご紹介しましょう。
アイフル
変わった名前だと思いませんか?
この名前の由来は、英語の
Affection(愛情や優しさ)
Improvement(努力や進歩)
Faithfulness(忠実や信頼)
Unity(結束)
Liveliness(活気良い)
のイニシャルを繋げて作られています。
設立は1978年2月1日で、本社は京都市にあります。
テレビ、ネット、電車の広告で、このアイフルの宣伝を、見ない、聞かない日はないといっても良いでしょう。
全国規模で独自のスコアリングシステムによる与信ノウハウを駆使して利用者の数を伸ばし、日本有数の大手消費者金融会社となりました。
しかし、強引なセールスや非道な取り立てによって、被害者や弁護士らにより2005年にアイフル被害者の会が結成され、また、2006年には3~25日間、全店舗の業務停止命令が出されました。
2005年から2014年にかけて、アイフルは株価も減少し、経営も思わしくありません。
4社あった子会社も相次いで貸金業を廃業し、他企業に譲渡されています。
アコム
「初めてのアコム」というキャッチフレーズでおなじみのアコム。
この名前の由来は、
Affection(愛情)
Confidence(信頼)
Moderation(節度)
の頭文字から出来ています。
設立は1978年の10月23日で、本社は東京都の丸の内にあります。
元々の創業者木下政雄氏は神戸で呉服店を営んでいましたが、1947年に質屋も始め、それがアコムの始まりと言われています。
貸金業の他に不動産業も行っています。
メインバンクの三菱信託銀行との関係で、銀行系消費者金融 東京三菱キャッシュワンを創業し、2002年より事業を開始しました。
2006年に最高裁で判決が降りた、貸金請求事件によって業界でいち早く12~18%の利息制限法に基づいた利率で営業した事は有名です。
現在ではモビットという名前で個人向け無担保ローンを積極的に行っています。
プロミス
アイフル、アコムよりも5年早く大阪で設立したプロミス。
消費者金融の草分けと言われています。
社名の由来はそのまま約束、契約という意味の英単語が使われています。
プロミスというと、30日間無利息サービスが有名ですよね。
30日の期間中であれば何回借入をしても、その期間内の利息はかからないという事ですが、勿論それ以降の金利は発生しますから、安易に借り入れをするのは危険です。
主婦や学生の方でも、パート、アルバイトなどの収入があれば借りられると評判ですが、不安定な収入の場合、まず節約する習慣をつけた方が良いでしょう。