過払い金請求で払いすぎたお金を取り戻そう!
「過払い金は本来支払う必要のないお金です」
こうした広告をよく見ますが、その言葉に嘘はなく過払い金請求をするのは違法な金利で利息を払っていた債務者(元債務者含む)の持つ権利です。
ブームが起こって法外な手数料を徴収する悪質法律事務所所も登場して問題になった時期もありますが、現在は日弁連・日司連が過払い金請求による報酬の上限を定めているため、 払い金返還請求業務の費用は健全化されました。
基本的には、ほとんどのケースで和解(示談交渉)によって解決できます。
大手専門業者の広告にあるように、問い合わせをして依頼をすれば後は過払い金の返ってくるのを待つだけという状況になります。
手間もかかりませんし、初期費用無料や完全成果報酬による対応をする法律事務所も増えているので利用者にとってのメリットは大きいです。
法律事務所の競争が激化
過払い金請求は弁護士や司法書士からしてみると割の良い仕事です。
最高裁の判決によって訴訟を起こせば過払い金の返還されるのはほぼ確実です。
弁護士・司法書士が仲介して貸金業者に和解交渉をした場合は、ほとんどのケースでスムーズに交渉が進んでいきます。
和解交渉の場合は訴訟で期待できる過払い金請求額より減額されます。具体的に戻ってくる金額は借入期間や完済してからの期間によって変わってきます。
債権者・債務書双方が訴訟になると時間と費用の負担が発生するので、できるのであれば和解で解決したいと双方が思っています。
また過払い金請求はブームになった影響もあり、判例や事例は多数あります。
参考になる例の多いので和解交渉にも条件に応じた相場があって、適正相場で交渉すればスムーズに話が進んでいきます。
法律をめぐるトラブルは調査や資料作成に時間のかかることが多いですが、過払い金請求は和解で解決するためのスキームができている案件を多数こなしている司法書士であれば、少ない手間んで簡単に解決できます。
司法書士側にとってメリットの大きい案件なので、相談無料、着手金無料(初期費用なし)など好条件での対応が基準になり、各法律事務所は依頼を獲得するべく広告を出したり気軽に利用できるようなサービスを提供しています。
訴訟になることはないの?
過払い金請求をする人が懸念しているのは訴訟への発展です。
費用的な問題だけではなく借金をしていた事実を職場や家族に知られたくない思いから話を大きくするのを嫌がる人が多いです。
過払い金請求は貸金業者(債権者)側も訴訟になると不利なことの多いため、和解の相場での解決を提示された場合はスムーズに応じるのが一般的です。
適正相場での和解に応じなければ訴訟になった時に、返金率の高くなるだけではなく債務者側の訴訟費用も負担しないといけなくなるケースもあります。
つまり、条件に応じた適正相場での過払い金請求であれば訴訟に発展する可能性は限りなく低いです。
1円でも多く取り返そうと強気な交渉を依頼すると和解できずに訴訟になってしまうケースもあるので注意しましょう。
なお、過払い金請求は個人が直接債権者に交渉することもできますが、司法書士に依頼して過払い金請求をするよりも取り戻せる金額は少なくなってしまいます。
報酬を差し引いても、専門家から交渉してもらった方が手間や取り戻せる過払い金の部分でメリットがあります。