クレカ現金化のメリット・デメリット
クレジットカード現金化について解説します。
クレジットカード現金化というワードをよく耳にすることがありますが、実際にどういう仕組みで、利用者と業者にどのようなメリットがあるのかを知っておくことは重要です。
- クレジットカード現金化とは?
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クレジットカードのショッピング枠を現金に換えようというものです。
クレジットカードは言うまでもなくクレジットカード決済に対応している店舗などでモノやサービスを買うためのものです。
そして、クレジットカードにはショッピング枠というものがついていて、銀行に残高がなくても30万円や50万円というショッピング枠の中で買い物ができます。
そこで注目されるのが、現金が欲しいときにこのショッピング枠から現金をつくりだそうとするクレジットカード現金化です。
- クレジットカード現金化の主な仕組み
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クレジットカード現金化の主な仕組みは以下のとおりです。
まず、利用者がクレジットカードを使ってモノを買います。
これは宝石だったり、金券やチケットだったりします。例えば、30万円の金券をクレジットカードで購入します。
そして、それを買取り業者に持っていくと、それを買い取ってくれます。多くは80%以上の金額で買い取ってくれるでしょう。
利用者にとってはこれまで現金でなかったものが現金になるのですから、とても大きなメリットとなります。
そして、ショッピング枠など低い金利で現金が手に入ることになるところがポイントです。
ただし、お金に困っている人にとって、すぐに現金が手に入るクレジットカード現金化は、一見便利なシステムのように思えますが、クレジットカード会社はこの現金化を規約で禁止していることも多く、法律的にもグレーな部分が大きいのが現状です。
大体5万円の買い物をすると業者が手数料を引いて4万円くらいを利用者に渡すようになっていますが、後日クレジットカード会社から利用者に5万円の支払い請求が来ることには変わりません。
このように一見裏ワザ的に現金を作るように見えるクレジットカード現金化も、お金を借りていることにはなんら変わりはなく、計算すると非常に高い金利でお金を借りていることも多いのです。
しかし、総量規制の対象となっている人の約1割の人たちは、このクレジットカードのショッピング枠の現金化を利用しており、必要に迫られて自分に不利な利用をしている実態が浮き彫りになっています。
やはりお金に困るとすぐに手元にお金が必要になるので、将来的に不利な支払いしなければならないということをあまり考えずに目先のお金に走ってしまうのが原因だといえます。